LEADERS BLOG
世の中が効率化やスキルとかに価値を求める中、実はヒトの価値はわからないお話です。
あるカギ屋さんで、新人でカギ開けに苦労していた頃は、カギを開けるのに40分くらいかかっていたにも関わらずたくさんチップをもらえた。そのうちにスキルが上がり、すぐにカギを開けられるようになったら、「そんな簡単に開けられるのにこんなに高いの?」と言われるようになった。
スキルが上がって「努力の可視化」がなくなると、なぜかお客さんは「高い」と怒るようになり、スキルがない頃は「大変だったでしょう、時間かけて開けてくれてありがとう」と感謝される。
不思議ですね。ヒトはスキルよりも努力で判断しがちな例ですね。
確かに同じ仕事を10分でできるヒトと1時間かけるヒトをそのヒトのスキルを知らない第三者が見ると1時間かけている人の方が「大変な仕事だね。頑張っているね」ってなりませんか?
本当は10分でできるヒトの方が評価すべきヒトであるのに。
そのあたりをしっかりと見極められる目が大切と感じます。
皆さん、新年あけましておめでとうございます!
2023年が皆さんにとってかけがえのない1年になりますように!
さて。新年ド頭のブログなので、ここはやはり今年の干支である「兎」にからめた内容にしようかと兎にまつわるコトバを検索してみました。初めて目にするものからなじみのあるものまで様々あったのですが、ちょっと面白いコトバを見つけたので紹介しますね。
【守株待兎(しゅしゅたいと)】
どうですか?皆さんご存知でしたか?
意味は、
❶たなぼたを期待すること。偶然の成功体験に執着して、古いやり方を変えようとせず、臨機応変な新しい対応をしないこと。
❷何の努力もせずに、利益にあずかろうとすること。
です。
中国の故事(韓非子)のコトバなのですが背景を知ると面白いので簡単にご紹介します。
『昔,ある農夫がいました。その農夫は,毎日いやいや農作業をしていました。さて、その農夫の畑の隅に木の切り株があったのですが、ある日そこに走ってきたウサギがぶつかり死んでしまいました。「ラッキー!今日は,何もしていないのにウサギを手に入れたぞ」と喜んだ農夫は,次の日から農作業をやめて、またウサギがこないかと待ち続けました。しかし、二度とウサギが切株にぶつかる日は来ませんでした。来る日も来る日も待っていたために、畑には作物が実らず荒れ果てて国中の笑い者になった、という話です。』
どうですか?
馬鹿な奴だな~と思った人が多いのではないでしょうか?でもみんな案外似たようなことをやってしまっているかもしれません(笑)
さて話はかわりますが、兎といえば「二兎追う者は一兎も得ず」という諺が有名ですよね。古今東西で同じような意味の諺が存在していますので、よほど二兎を追うことは難しいのでしょう。でも三和物産は2023年そしてそれ以降も二兎どころか八十兎を追いそして捕まえることに挑戦していきます!そうです、一人では二兎追うことは難しくても、80人(三和物産の仲間の数)がそれぞれの力を発揮したり協力したりすることで、80兎いやそれ以上の兎を捕まえるんです!素早い動き、そして予想外の動きをする「兎=価値」を諦めずに追いかけ続けるその先に、成長と幸せがあることを信じて!
さあ2023年。上を見て。飛躍しましょう!仲間と共に!
本年もよろしくお願いいたします。
仕事納めの本日、名刺整理をする中で様々な場面が感慨深くよみがえりました。
「あぁ~ こんな事があったな・・」「この方も異動されたなぁ・・・」「この方とは久しく連絡できていないな・・・」e.t.c
1年の中で、皆さんはどのくらいの出逢いとご縁があったでしょうか。
良い出逢いも、残念な出逢いも、必ずや何かの意味があって、どこかで自分を成長させてくれるものです。
年末を迎えるにあたり、そんな目で1年を振り返りつつおせち料理を摘まんでみては如何でしょう。きっと、見過ごしていた良縁があると思います。
令和5年がお取引先様・従業員の皆さんにとって、大きな飛躍の素晴らしい年になるよう心から祈念し、本年の仕事を納めたいと思います。
来年もどうぞどうぞ、よろしくお願いいたします。
「傲岸不遜(ごうがんふそん)の意味わかる?」
中学3年生の息子にいきなり聞かれて、止まってしまいました。
「わからん。どういう意味?」
すると、息子から「えっ?お父さんが読んだ本に書いてあった言葉なのにわからんの?」と驚かれ、何も言えなくなってしまいました。
最近、学校で本を読むようになった次男は、「おすすめの本ある?」と私に聞いてくるので、「この本は面白かった」「この本は将来に役に立つから読んでおいた方がいい」と自分が読んだ本を偉そうに勧めていました。
そんな父が、読んだはずの本の内容を全く覚えていないことを知った息子から一言。
「お父さんは何のために本を読んでいるの?」
社会人になって人から勧められた本はできる限り読むようにしてきました。
最近は、電子図書で購入して移動時間などの隙間時間で読書をするようにしています。
しかし、息子の言葉を聞き、自分でも考えてみました。読書は何のためにしているのだろう…と。
今回は何気ない会話からの問い直しで改めて自分が行っている行動の意味を考え直すきっかけになりました。
会社でも問い直ししてくる人がいますが、問い直しをしてくれる人は貴重な存在だと改めて感じました。
先日の商品開発部ミーティングで話したことです。
あるお寿司屋でおまかせ料理を頂いた時のことですが最後にイクラや雲丹が入ったモナカを頂きました。
最中の中身はあんこなどの甘いものが定番でイクラや雲丹には驚きました。しかし最中そのものには主張する味はなく、思いのほか相性がピッタリでした。
こんな風に図式にしてみました。
通常の最中の中身=「甘いもの」×「柔らかいもの」
硬いものは最中の食感と合わないから「柔らかいもの」というのは妥当。
片方は「甘いもの」ではなくてもいいのでは?と考えてみることで新しい組合せ=新商品が生まれる可能性があるという事例だと捉えました。
ある商品の構成要素を分解して他の要素と置き換えできないか考えてみると思わぬ新たなものが生まれる可能性があるんだと気づきました。
いろんなものを因数分解して引いたり、足したりしてみると面白いかもしれません。
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