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LEADERS BLOG

2021.4.16 / 清水吉樹

欲望。
いきなり「欲望」とかいわれても・・・、と眉をひそめる人も多いかと思います。
ストレートに欲求を口にしたり表明したりすることは、品が無い、とか、ガツガツしてる、とか、良いニュアンスで受け入れられることはあまり多くないかもしれません。
まあ僕も、日ごろ「あれも欲しい」「これも欲しい」「もっと欲しい」「もっともっと欲しい♪」と口に出さないようにしています(笑)
しかし、「欲望」はかなりあります!!
でも何かが欲しいという物欲はそれほどなくて、どちらかといえば「あれをしたい」「こうなりたい」「ここに行きたい」といった非物欲(?)が旺盛です。名誉欲や金銭欲とかも非物欲系ですが、それともちょっと違うんです。どちらかというと、自分ひとりでは達成できないことを成し遂げた時に感じるあのなんともいえないジワジワくる喜び・解放感・脱力感。いわゆる達成感に近いのかも。
仕事や家庭その他さまざまな生活の中で、うまくいかない時・自己嫌悪に陥る時・誰かのせいにしたくなる時、そんな落ち込んだ時に僕を助けてくれるのがこの「欲望」です。
誰かに言われてやるのではなく、誰かに褒めてもらうためでもない。あくまで自分がしたいから・自分が選択したことだからやっているんだ!それを再確認させてくれるのがこの「欲望」だからです。
みなさんも、がんばれ俺!がんばれ私!と奮い立たせてくれるエネルギーがこの「欲望」だったりするんじゃないんですかね。
これからも「欲望」をうまく飼いならしながら、情熱的に衝動的に主体的にエネルギッシュに生きていきましょう。
そう!
Stay hungry, stay foolish!(スティーブ・ジョブズ)

2021.3.5 / 清水吉樹

今回は僕の数少ない趣味の一つ「焚火」の魅力をご紹介します。「焚火?」。そう、木を燃やしそれを眺める行為、です。文字にするとちょっと痛い感じですが、これがなかなか面白く奥深いんです。まずは燃やすための材料「薪」を確保するところから始まります。木を選び、材木屋と交渉して購入し、それを斧で割って、2年ほど乾燥させてやっと「薪」が完成します。そうなんです、けっこう手間暇かかるんです。どちらかというと育成する、という感覚ですかね。だから「薪」はとても愛おしく、大切に扱います。うーん、こう書くと、ますます寂しくて怪しい人ですね・・。
さて、その「薪」に火をつけるのですが、これがまたかなり奥深い!木の種類・大きさ・乾燥具合といった個性を見極めながら「薪」を組み合わせそして火を大きくしていきます。勢いよく燃えてすぐに消えるようなことがないように、燃え方を予測しながら「薪」を選び投入する。そうすると美しい炎がゆらめきはじめます。時にダイナミックに、時に優しく。ああ、想像しただけでうっとりする。・・・。
火が薪につき少しずつそして確実に伝播しながら大きくなるには、しっかりと「薪」の個性を見極め、タイミングを見計らって追加投入し、周囲の状況(気温や風)にあわせて環境を整える必要があります。
そうなんです。焚火には情熱的で熱く燃える「炎」、その熱量を伝播する「薪」、そして大きく育成するための「技術」。このような要素の連携が必要でこれって世の中のいろんなことにあてはめて考えることができるなーと、時々ふと考えたりします。
はい、なんか最後の最後まで寂しくて気味の悪い趣味語りになってしまいましたが、
読者の皆様には何か共感できる部分を感じていただけると幸いです(笑)

2021.1.22 / 清水吉樹

「未来」って人間だけが持っている概念だ、とある本に書いてありました。
つまり、
明日は焼肉を食べよう♪
週末の会議嫌だな・・・
来月彼女と温泉に行こう!
来年までにキャリアアップのため中国語を勉強しよう!
10年後には独立しよう!!
といった「今この瞬間」より先のことをイメージして、ワクワクしたり憂鬱な気分になったりするのは人間だけらしいんです(所説あるかも!)。
これってとても素敵な能力だなと思う反面、「未来」に希望や展望を持てないととても辛い想いをするのでは・・・、と考え込んだりしてしまいます。
僕の描いている「未来」は正しいのか?
仲間や家族に楽しい「未来」をイメージしてもらえているか?
「未来」に向けて日々努力しているのか?
などなど・・・

「未来」にガッツリ向き合うと、不安や悩みが尽きません。
でもせっかく人間に与えられたこの能力!
フル活用して一度きりのこの人生を勇気を持って歩んでいきましょう!

【追伸】
「未来」といえば、ロボットですよね~。
なんか世界はすごいことになってます!
https://robotstart.info/2020/12/30/boston-dance-movie.html
(↑外部リンク)
とんでもない「未来」がすぐそこに来ているかも!
知らない「今」が世の中にはまだまだたくさんありそうです。
どんどん「未来」をアップデートしていかないと!

2020.12.4 / 清水吉樹

哲学。
と書きはじめると、また訳のわからない事を言い始めるんだろうな、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな事ないのでサラッと読んでみてください。
哲学、って一言でコレ!と説明や理解することって難しいですよね?
一般的には、『どう生きるか?』『どうあるべきか?』『何でできているのか?』と真理を追求する学問と言われています。
『どう生きるか』って考えているようで考えてなかったり、はたまた考えすぎたり。とてもシンプルで当たり前に日々考えていそうだけど改めて自問すると深いテーマだと思いませんか?
さて、先日、三和物産のあるMTG(約10名が参加してもリモート会議)で『何のために仕事をしているのか?』という話題になりました。その時、おそらく参加者はいろんな想いが頭や胸に湧き出したのではないかと思います。なぜなら、今の今まで営業戦略や戦術を侃侃諤諤していた時の表情とは全く異なっていたから。営業戦略に関しては原理原則や市場や顧客など総合的に勘案して仮説を導き出せるのですが、『何のために仕事を?』という問いには原理原則ではなくあくまで自問自答だからなのでは、と私なりに解釈しています。

えー、何を言いたかったかというと、リモートMTGで哲学を論ずる僕たち三和物産ってマジメでしょ?!ということをお伝えしたかった、という内容でした(笑)
早いもので色々あった2020年も師走です。
日々流されるのではなく、どう生きるか?どうすればお客様のお役にたてるか?を考えて過ごしていきます。全集中で!

2020.10.23 / 清水吉樹

会ったことは無いけど僕がとても敬愛する人の一人に、出口治明さんという方がいらっしゃいます。ご存知の方も多いかと思いますが、かなりの読書家です。またご自身も様々な書籍を執筆されていて文化・歴史・宗教など様々なテーマでかなり骨太な内容のものが多く僕は大好きです。
さて、出口さんをはじめ私が尊敬する人が推薦する書籍は「読んでみようかな」と素直に思えるのですが、あまり興味がない人から『この本面白いから読んでみろよ』といわれると、あまり読む気はしません(というか絶対読みません)。だから僕もあまり「この本面白いから読んでみたら」と人に言うことはしないようにしています。
と、前置きしつつ、今回は1冊の本を読んで感じたことをお伝えしようと思います。別に推薦しているわけではありません。私の「感想文」程度に読んでみて下さい!

「ローマ人の物語」(塩野七生)という本があります。古代ローマ時代のことを教えてくれる内容なのですが、歴史というよりも当時生きてきた人が何を考えていたか?何をしたかったのか?そのパーソナルな部分を著者の主観で魅力的に描いている点がとても面白いんです。あと当時の風俗・風習などもわかってかなりの衝撃を受けました。
今から2,000年以上も前の時代に相続税、裁判、弁護士、上告、離婚、選挙、銭湯、劇場、ワイン(葡萄酒)、高速道路、利息、人間関係が原因での自殺、と言った概念やモノがローマ帝国には存在していたんです!なんかびっくりしませんか?紀元前の時代ですよ。
現在と比べるとテクノロジーや科学のレベルは全く異なりますが、人間の生活のベースになる基本的な部分はあまり変化はないんですよね。

・・え?そんなにびっくりしませんか?そうっすか。

まあ、何が言いたかったかというと、歴史や先人の方々の記録から謙虚に学ぶべきことはたくさんあるなぁ~、ということです。未来を見据えいろいろ考える事は当然のこととして、過去(歴史)を学びそこから気付きを得ることも、同様に、いやそれ以上に大切なことなのではないか、と最近特に感じています。

【追伸】
最近「鬼滅の刃」にはまってます。まだ最終話まで読んでないのでネタバレ的な内容を僕に伝えようとすることはやめてください。お願いします。