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LEADERS BLOG

2021.11.15 / 浜永 良成

従兄弟のお墓参りに、彼の両親(=私の叔父さん、叔母さん)と私の妹とで行ってきました。

神奈川県の県道から2~3分登った丘にその霊園はあり、周りは林で囲まれていて少し俗世とは離れている感じで、通路のようなタイルの壁の前に1.4メートル程度の高さの洋風の墓石が並んでいるという、これまで見たことのない明るい印象の作りでした。

手を合わせている時にその墓石にトンボが止まって、妹が「〇〇ちゃんだ」と言います。
そんなことはあるはずがないのですが、そうかも・・・と思わせる何かを感じました。

その後4人で簡単に食事をして、なんとはなくその従兄弟の昔話になりました。
それは我々が子供の頃から成人するまでの昔話がほとんどでしたが、かなり鮮明に思い出せたことがいろいろとあります。
叔父さん叔母さんにとっては、自分たちより早く亡くなった子供の哀しい想い出ですが、妹は明るく話し、叔父さん叔母さんはそれをニコニコして聞いていました。

お墓参りという行為で亡き人を思い出し、共にお参りした人と語り合うことで、もう会えない人の記憶とつながることができました。

少し前に会社の会議で
「人は二度死ぬ、1回目は死んだ時、2回目は忘れられた時」
という話を聞きました。

その言葉が蘇ります。思い出すうちは、その人の中でヒトは生きている。

今回のお墓参りで、とても分かった気がします。