LEADERS BLOG
僕たちの日常は、仕事や家族の用事など、「今、目の前にあること」で目まぐるしく過ぎていきます。そんな多忙な日々の中で、「非日常」の極みである「想定外の災害」への意識を、高いレベルで持ち続けるのは至難の業です。頭では「備えが必要だ」と分かっていても、行動が伴わない。このギャップに、多くの人がジレンマを抱えているのではと思います。
僕たちの意識が薄れるのはなぜだろう?
意識を継続できない背景には、人間の二つの心理があるみたいです。
一つは、根本的な「正常性バイアス」。「きっと大丈夫」「いつもの日常が続く」と無意識に思い込む心理です。そしてもう一つは、「忙しさ」です。僕たちは、「緊急度の低い未来の備え」よりも「緊急度の高い現在のタスク」を優先せざるを得ません。非常食のチェックより、目の前のメールの返信だろ! 僕を含め多くの人がそうなのではないでしょうか。「わかってはいるんだけどね・・・」これが僕たちが抱える防災意識の継続という大きなジレンマなのではないでしょうか。
このジレンマをどう乗り越えるか?
大切なのは、完璧な備えを目指すのではなく、意識を無理なく「持続」させるための小さな工夫を取り入れることなのかなと考えています。つまり、防災を特別な時間ではなく、「日常のついで」に組み込んでしまえば良いのではないかという考えです。
具体的には、
1. 「ついで」防災を習慣にする!
・買い物ついでに: 賞味期限の長い食品や水を一つ余分に買う(ローリングストック)。
・スマホ充電ついでに: 枕元に懐中電灯があるか、一瞬だけ確認する。
2. 「もしも」を数秒間だけ妄想する!
ふと手が空いた時に「今、大きな揺れが来たらどうする?」と、頭の中で数秒間だけ行動をイメージしてみる。この一瞬の妄想が、正常性バイアスを打ち破り、具体的な行動を意識に刷り込むきっかけになります。
備えに「完璧」はありません。目指すべきは、「意識が薄れた」と気づいた時に、すぐに「小さな行動」で意識を「再起動」できる柔軟さです。無理なく、小さく、しなやかに。
さあ、あっというまに12月です。忙しい日常の中でも、「想定外」に備える意識を維持していきましょう!
先日、学生時代のOB会が数年ぶりにありました。
が、所用があり残念ながら今回は参加できませんでした・・・次回はまた数年後になるのでしょう。
参加はできなかったのですが、現場の写真は次々と送られて来て、「ん?この人は誰だ??」や「あぁ~ こんなに歳とって・・(自分のことは棚に置いていますが・・)」の驚きや笑いが絶えませんでした。下手なお笑い番組より笑えました。
そんな中でも、新入部員(19歳?)のころの初めての合宿での写真では、まだまだ「土焼けの真っ黒な可愛い部員」が、今では何とも貫禄のある先輩に(これもまた自分の老化は棚に置いています)なっていたり、誰だかわからないほど風格のある先輩が居たりと、一瞬で学生の頃に戻って見入りました。(行きたかったなぁ~)
あの頃は「難しいなぁ~」と思っていたことも、今となればそんなに難しいことではないと感じたりすることって沢山ありますよね。今も「難しい」と思って躊躇していることも、あと何年かすれば「あの頃なんでこの程度のことで躊躇していたのかな・・」と思うことも沢山あるはずです。
時間が過ぎてから気づくのではなく、チャンスを見つけて「先ずはやってみる!」事をしてみると、あまり後悔のない時間を過ごせるのではないでしょうか。

先日、神奈川県の高校生が修学旅行で金沢を訪れ、三和物産に足を運んでくれました。1週間の滞在中に、三和物産の商品販売や街頭アンケートなどに挑戦してくれるという企画です。 私たちも事前の学習から関わらせてもらい、本社では会社説明や「死ンキング」の体験をしてもらいました。
高校生にとって「死」や「別れ」なんて、普段はあまり話題にしないテーマですよね。最初はきっと、面食らったんじゃないかと思います。 でも、だからこそ、このテーマを通して面白い観点や問いを投げかけられるんじゃないか。そう考え、「誰にでもいつかくる終わりについて考えることで、人生のヒントが見つかるかも」をメインメッセージに、彼らと話をしてみました。
ただストレートに伝えるだけでは、どうしても目を背けたくなりますし、興味も持ちにくいのが「死」や「別れ」です。 ですが、三和物産には皆でつくりあげてきた強い味方がいます。 「ひつぎひつじ」「死ンキン君」といったキャラクターや、「桜風棺」「ラストベッド」「ゆめだっこ」「Rotch」「kimonoyarn」、そして「死ンキング展」。言葉だけでは伝わりにくい想いも、こうした視覚的・体験的なコンテンツがあれば、若い世代の心にきっと届くと信じています。
未来を考えるとき、「死」や「別れ」について考えることは、逆説的ですが「自分にとって本当に大切なもの」を浮き彫りにしてくれます。これって、未来を選ぶときのすごく大事なヒントになるんです。 「死」や「別れ」を扱う会社だからこそ、未来をよくするための問いを発信することができる。今回、高校生の皆さんとお話しして、まだまだ面白いことができる!という可能性を強く感じました。
次回、実際に高校生がどんな反応をしてくれたのか、詳しくお話ししたいと思います。
最近、高校時代の同級生、20代の遊び仲間、前職の仕事仲間などとの飲み会の機会が何度かありました。
声をかけてもらった時は久しぶりすぎて何を話せばいいのか、話が合うのかなど迷いの気持ちがありました。
独身の人もいれば孫がいる人も、離婚している人もいました。
だいたい6〜10人程度の人数で簡単に近況を話したり、昔話を懐かしく語り合ったりするうちにその距離感はゆったりと縮まっていく時間が心地よかったです。
参加して良かったと思いました。
何十年も前の共有した時間が蘇るからか。
時間の経過が心に何かをおよぼすのか。
みなさん力みが抜けて穏やかになっているように感じられました。
その後まわりの人に今までより少しやさしい眼差しを向けられる気がしました。
そんな気持ちにさせてくれた段取りしてくれた方に感謝です。
みなさんにもおいおいそんな時が来ると思いますよ。
例えば「この箱がこの場所に置いてあると邪魔(危ない)であり、安全な場所に移動すればよい」状況において、邪魔ではないか?を問う場面があったとします。
回答パターンがあって、
①あ、本当ですね。(邪魔だという認識がない?)
②邪魔だと思ってたんですよね。(認識しているのに何もしてない)
③ ②+どうすればいいですか?(一応、解決策を聞いてくる)
私の心の中は、
①は、いつか死ぬよ、あんた…。
②は、思ってただけ?他人事?
③は、自分の考えはない?もしくは移動先の相談してほしかったな。
そもそも先読みして行動力ある人(思いやりもある人)は
④気づく前に解決してくれている
すなわち、問う場面がそもそも発生しないことになります。
④を日常的にしている人は、
誰かがやってくれるだろうとか、誰かに評価されたいとか、損得勘定がなく、
当たり前だと思っている人。
ただし、④については、そのようなことがあったことすらわからないわけですから、
気づいてあげられないので、「ありがとう」が伝えられない。
ですので、④の皆さんに伝えたい。
「いつもありがとう、感謝です!」
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