LEADERS BLOG
会ったことは無いけど僕がとても敬愛する人の一人に、出口治明さんという方がいらっしゃいます。ご存知の方も多いかと思いますが、かなりの読書家です。またご自身も様々な書籍を執筆されていて文化・歴史・宗教など様々なテーマでかなり骨太な内容のものが多く僕は大好きです。
さて、出口さんをはじめ私が尊敬する人が推薦する書籍は「読んでみようかな」と素直に思えるのですが、あまり興味がない人から『この本面白いから読んでみろよ』といわれると、あまり読む気はしません(というか絶対読みません)。だから僕もあまり「この本面白いから読んでみたら」と人に言うことはしないようにしています。
と、前置きしつつ、今回は1冊の本を読んで感じたことをお伝えしようと思います。別に推薦しているわけではありません。私の「感想文」程度に読んでみて下さい!
「ローマ人の物語」(塩野七生)という本があります。古代ローマ時代のことを教えてくれる内容なのですが、歴史というよりも当時生きてきた人が何を考えていたか?何をしたかったのか?そのパーソナルな部分を著者の主観で魅力的に描いている点がとても面白いんです。あと当時の風俗・風習などもわかってかなりの衝撃を受けました。
今から2,000年以上も前の時代に相続税、裁判、弁護士、上告、離婚、選挙、銭湯、劇場、ワイン(葡萄酒)、高速道路、利息、人間関係が原因での自殺、と言った概念やモノがローマ帝国には存在していたんです!なんかびっくりしませんか?紀元前の時代ですよ。
現在と比べるとテクノロジーや科学のレベルは全く異なりますが、人間の生活のベースになる基本的な部分はあまり変化はないんですよね。
・・え?そんなにびっくりしませんか?そうっすか。
まあ、何が言いたかったかというと、歴史や先人の方々の記録から謙虚に学ぶべきことはたくさんあるなぁ~、ということです。未来を見据えいろいろ考える事は当然のこととして、過去(歴史)を学びそこから気付きを得ることも、同様に、いやそれ以上に大切なことなのではないか、と最近特に感じています。
【追伸】
最近「鬼滅の刃」にはまってます。まだ最終話まで読んでないのでネタバレ的な内容を僕に伝えようとすることはやめてください。お願いします。
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