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LEADERS BLOG

2021.12.24 / 浜永 良成

先日遺影写真家のドキュメンタリーをテレビで見ました。

以前は広告の写真を専門にされていた方なのですが、販売商品が終わると共に消えていく写真よりずっと残り見続けてもらえる遺影専門となりました。

義理のお父さんが亡くなった時に、その方が撮影した写真がなく、旅行に行った時の誰が撮ったかわからない写真を使うことになり、自分はプロなのにと、、、とても後悔が残ったそうです。
そのあと直ぐにご両親の写真を撮り、話しかけてくれるような写真が仕上がったことがきっかけということです。

そして遺影に向かえば声が聞こえる、口角を上げただけではなく目が自然に笑っているそんな人の心に残る写真を撮りたいと強く思うようになったそうです。

写真家の名前は残らないが写真そのものは100年後にも残る。
故人が伝わる。
残されたひとを癒す。
写真を見る=亡き人に会うと感じられる。

そんな遺影写真。

遺影写真を撮られた方はこれまでのケジメになり、残された人生の再出発になったと話されていました。
遺影の中の明るい自然な自分の顔を見て元気でいようと思うそうです。

生きる力をくれる。
自分の笑顔は自分に元気をくれる。

私たちの仕事も直接ではありませんが故人や遺族に寄り添う仕事です。
余命わずかな人と接していく仕事って辛いという先入観を拭いさり、こんな「仕事」って本当につながりを大切にしているんだと感じました。

自分の大切にすることとつながっている仕事で生きていけることのありがたさに満ちた人でした。

自分たちの仕事がこんな姿に少しでも近づければいいなぁと思いました。