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LEADERS BLOG

2019.8.2 / 浜永 良成

先日他業界の方や経営者の方を弊社に招いて話し合う機会がありました。
ざっくばらんに本音で語り合う場でした。

その中でこの間の組織の取組みを説明した後に三和が今一番力を入れている商品(桜風という棺)のプロモーションについて意見を頂きました。
我々の業界の商品は消費者へのアプローチがデリケートで、一般的には広告として流れることのないひっそりとした商材ですが、皆さんには一様にもっと遠慮せず広告すれば良いと言われました。

例えば紙芝居と動画を合わせたユーチューブなどでも見れる「むびしばい桜風」があるのですが、そこでも桜風は漫画表現とし、リアルな表現を避けていますが、それに対しても堂々と「現物」(リアルな棺の写真ということです)を見せたらいいと言われました。
他にも「現物」を見せることに「違和感は無い」「遠慮することはない」とアドバイスを頂きました。更にはそのくらいしないと今後の新手の異業種が参入した時に競争力に欠けると。
社内でもそういう意見は有ったのですが、社会からのマイナスの声が聞こえることが怖いというのが本音でした。

更にぐさっときた意見は、社会へ商品を発信しても我々の商品は葬儀社様からでないと買うことはできないので、我々が取引のない葬儀社で葬儀を行う消費者の方が三和の商品を希望しても使って頂くことができません。希望した方全員に届けることのできる仕組みになっていないといけないと。
気持を届けるつもりで商品開発を行なっているのに、それでは単なる「モノ売り」の域を出ない。今でも頭から離れません。

こういう業界外の方と話すと、普段気がつかない大切なことが浮きぼりになり、やはり「人」への「想い」をもっと大切にしていかなくてはいけないと思いました。